FamBodia編集部
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カンボジアの小児科病院、
スタメンチャイ保健センターの現状と必要な支援
スタメンチャイ保健センター
カンボジアの首都プノンペンに位置するスタメンチャイ保健センターは、地域の小児科医療を担う重要な施設です。ここでは出産の支援やワクチン接種、軽傷の治療などを行っています。しかし、施設の現状には様々な課題が存在し、充実した医療環境の確保が求められています。
保健センターの現状
スタメンチャイ保健センターは、マカラさんをセンター長とする13人のスタッフで運営されています。現在、センターには10棟のベッドがありますが、これでは十分な数ではありません。入院環境も改善の余地があり、特に出産時には重要なエコー機器が故障しており、利用できない状態となっています。
また、診察料に関しては、風邪の治療には60ドルが必要であり、一般的な健康診断には1ドルが必要とされています。近年、国民保険が導入されたことで医療費負担は軽減されましたが、まだまだ充分とは言えない状況です。
スタメンチャイ保健センターには、修繕や必要な物資が不足しているという課題があります。施設の老朽化も進んでおり、クオリティ面を向上させるためには緊急の対応が求められています。特に、ベッドは大部屋に10個しかなく、個室に改善する必要があります。個室化によって患者のプライバシーを守り、より快適な環境を提供することができます。
今必要なもの
さらに、スタメンチャイ保健センターが必要としているものには、エコー機器や個室に付随するトイレなどがあります。エコー機器は出産時や病状の診断に欠かせないものであり、適切な医療を提供する上で重要な装置です。また、個室には快適な環境を整えるためのトイレが必要です。
項目 | 費用 |
部屋の増床 | 3万ドル〜 |
出産用のエコー | 3万ドル〜 |
センターの全体補修 | 10万ドル〜 |
多くのものが老朽化してきており、アップデートの必要性が高まっているものの、コスト的な問題でなかなか進んでいないのが現状です。このような状態に陥っている保健センターはプノンペン市内だけでも30を超えていると言われ、地方にいくにつれてその重要性は極めて高いと話していました。
最後に
スタメンチャイ保健センターは、地域の子供たちとその家族にとって重要な医療機関です。施設の現状と必要な支援が明らかになりましたが、これらの課題に取り組むためには、単に病院を建てるだけではなく継続的に施設の修繕や必要な設備の導入、資金援助などが行われる座組化した支援が求められています。
スタメンチャイ保健センターは、カンボジアの子供たちの健康と幸福を守るために存在しています。私たちも彼らをサポートするために、施設の課題に関心を寄せ、できる範囲で支援することが大切です。