FamBodia編集部
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トゥールスレン博物館
カンボジア訪問2日目
こんにちは!
ファンボジア編集部の小縣です!
今回はカンボジアの首都プノンペンから車で30分ほどのところある歴史的な観光地「トゥールスレン博物館」の訪問記録をご紹介いたします。
①歴史
トゥールスレン博物館は、かつてカンボジアで独裁政権を敷いたポル・ポト政権下で、タブーとされていた「異端者」とされる人々を収容した刑務所として使われていました。この博物館は、1975年から1979年まで、ポル・ポト政権下で約17,000人の拘束・拷問・虐殺が行われた場所であり、その歴史的背景から「キリングフィールド博物館」とも呼ばれています。
②博物館内部
博物館には、かつて収容された人々の生活用品や、拷問器具、刑務所での様子を再現した展示があります。また、収容者たちが書いた手紙や日記なども展示されており、その中には「なぜ自分がここにいるのか分からない」というような内容が記されているものもあります。これらの展示物は、ポル・ポト政権下の悲劇的な歴史を伝えるものとして、多くの訪問者を深く感動させています。
この拷問が行われたトゥールスレン。実は元は学生が勉強に励む学校だったのです。
彼らは学校の作りそのままに窓には鉄格子、扉には鍵をつけて囚人が脱走しないように改築をして使用していました。
実際に拷問で使用された部屋。
それぞれ小さい部屋に分かれており、部屋にはベットと拘束器具が並んでいます。
ここで罪もない人たちが言葉では言い表せないような拷問を受けており、各部屋には実際の写真も展示されています。
実際に使用された拷問器具の数々。
現地にはこれ以外にも見るに耐えない実際の写真が数多く展示されており、見ていると、これがつい4,50年前まで行われていたと考えると本当に恐ろしい空間でした。
③感想
博物館には、ポル・ポト政権下の虐殺に関する実際の写真が多数展示されており、その残虐さに胸が痛みました。しかし、同時に、そのような出来事が再び起こらないように、私たちが戦争や紛争を避け、平和を築いていくことの重要性を痛感させられました。また、収容所の展示物を見ながら、当時の収容者たちがどのような苦痛を受け、苦しんでいたのかを想像すると、胸が締め付けられるような思いになりました。このような重いテーマに直面することは勇気がいると思いますが、トゥールスレン博物館は、そのような出来事を後世に伝え、忘れてはならないことを教えてくれる場所だと感じました。