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こんにちは!カンボジアPJメンバーの加藤です!
今回は、カンボジア訪問2日目に行った「キリング・フィールド」をご紹介します!
今回の投稿は、カンボジアでおきた凄惨な過去をご紹介しますので、ショッキングな写真を含む、【閲覧注意】な記事となります。
人骨などのショッキングな写真を含む記事となっておりますので、
カンボジアの歴史を学びたい!
という方のみ、この記事を御覧ください。
かくいうファンボジア編集部もあまりの凄惨な光景の数々に言葉を失いました・・・
キリング・フィールドって何?
「キリング・フィールド」とは、読んで字のごとく、「殺しの広場」という意味です。
今からわずか40年ほど前にカンボジアではこの「キリング・フィールド」において、
国民の4分の1にあたる約200万人(※諸説あり)もの人々が、時の為政者ポル・ポトにより虐殺されたのです。
実際にはカンボジア全土300箇所に「キリング・フィールド」があったそうなのですが、ファンボジア編集部は、
慰霊塔があるプノンペン近郊のキリング・フィールドに行ってきました。
カンボジアの人口ピラミッドの不思議
これは現在のカンボジアの人口ピラミッドです。40歳以上の大人が異常に少ないことがわかります。
これは、今から40年前に国民が大量に虐殺されてしまったため、当時生き残った人が非常に少ないということを表しています。
これは、カンボジアの時の為政者であったポル・ポトのもつ「原始共産主義」という偏った政治思想のもと、たくさんの大人(特に知識人層)が虐殺されたためです。
そのため、カンボジアでは、子どもたちに教育を施すことのできる大人があまり生き残っていません。。。
前置きはここまでにして、「キリング・フィールド」訪問のレポート開始です!!!!
入り口

キリング・フィールドの入館入り口にたどり着くと、パンフレットと自動音声付きのヘッドホンを渡されます。
キリング・フィールド内には写真のように、説明のための看板が各所に設置されており、この看板に連動する形で、ヘッドホンから日本語での説明を音声で聞くことができます。
この写真では、強制的に連行された当時のカンボジアの人達が一時的に隔離された施設の跡地の説明がなされましたが・・・凄惨でした。
カンボジアの各地から、ただポル・ポトのもつ「原始共産主義」という政治思想に反するという理由だけで、何万人ものカンボジア国民がここに連行され、
わずかな食事のみで隔離され、処刑されるのを待った場所です。
キリング・ツリー
こちらは、「キリング・ツリー」です。
最初は、「ミサンガがいっぱいでキレイな木だな」と思いましたが、当然ながら全くそういう木ではありません。
当時のカンボジアにはとにかくお金がなかったので、銃や剣は貴重品です。そのため処刑にはあまり使われませんでした。
この木はたくさんのカンボジアの赤ちゃんが叩きつけられて殺された木なのです・・・
あまりにも酷い処刑方法ですよね・・・・
飾り付けられたミサンガはここで亡くなった赤ちゃんを弔うためのものなのだそうです。
遺骨と遺品
ここは、処刑されたカンボジアの人たちが埋められていた場所です。
カンボジア虐殺が、ポル・ポト政権の終焉とともに終わりを迎えたところ、近隣の方が人の死体から発生する異臭により発見した、とのことです。
この横には、犠牲者の方たちの遺品と遺骨が展示されています・・・
今でも、雨が降って地面が削れると、当時の犠牲者の遺骨や遺品が出てくるそうで、
年に何回かキリング・フィールドの管理人の方が出てきた骨や歯などを拾っているそうです・・・
慰霊塔
キリング・フィールドを一周すると、最後に慰霊塔にたどり着きます。
まずは、入り口で現地通貨「リエル」または「米ドル」で献花を購入し、現地のしきたりにしたがって靴を脱いで入場します・・・


勇気のある方は、ニ枚目の写真をズームにしてよーく御覧ください。
虐殺されたカンボジアの人たちの頭蓋骨がびっしりと天井まで敷き詰められています。
こんなにもたくさんの罪のない人たちが、たったの40年前に殺されたのかと考えると胸が痛みます・・・
アップの写真も撮影しましたが、掲載は自重します。
見たい人は現地に足を運んで、その目で御覧ください!
最後に
今回は、ファンボジア編集部のカンボジア訪問のうち、カンボジアの凄惨な歴史、キリング・フィールドをご紹介しました。
正直かなりショッキングな内容で、ファンボジア編集部の帰りの道中もちょっとどんよりとした空気でした。。
しかし、このような歴史をきちんと理解して胸に刻み、同じ歴史を繰り返さぬように、歴史を学ぶことの重要性を改めて認識しました。
その意味でも、今回のキリング・フィールドは訪問してよかったなと思いました。
この記事を御覧頂いたすべての方に、カンボジアの歴史に興味を持っていただけたら幸いです!!!!!
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